山陰地域の髪が変わる?硬水と軟水がもたらす水質の違いとは!
「最近、髪のパサつきやごわつきが気になる…」そんなお悩みはありませんか?もしかすると、その原因は毎日使う“水”にあるかもしれません。特に、山陰地方のように自然が豊かな地域では、「水質」が想像以上に髪に影響を与えているんです。でも、「水質ってなにが違うの?」「自分の髪にどんな影響があるの?」と疑問に思う方も多いはず。あなたの髪に自信を持つためには、水質を知ることがカギになります!この記事では、現役美容師の視点から、山陰の硬水・軟水が髪にもたらす違いや、誰でもできる美しい髪作りのコツ、そして日々のヘアケアで押さえておきたいポイントをわかりやすく紹介します。読み終わるころには、あなたの髪がもっと好きになれるはずです!
そもそも水質ってなに?山陰地方の水はどんな特徴があるの?
水道の水は全国どこでも同じ、と思いがちですが、実は場所によって成分が大きく異なります。日本の水質は「軟水」が多いと言われていますが、山陰地方(鳥取県・島根県)は一部で硬水寄りの地域もあります。では、「軟水」と「硬水」は何が違うのでしょうか?
軟水は「カルシウム」や「マグネシウム」といったミネラルが少なめ、逆に硬水はこれらのミネラルが多く含まれます。ちなみに世界的に見ると、ヨーロッパは硬水が主流です。つまり、山陰地方に住んでいる人でも、地域によってはヨーロッパに近い硬水の影響を受けることもあるのです。
硬水と軟水、髪への影響はどう違う?
水の違いがどうして髪質に影響するのでしょうか?理由はとてもシンプルで、「ミネラル分の含有量」がキーポイントです。
硬水に含まれるミネラル(特にカルシウム、マグネシウム)は、髪の表面にわずかながら残りやすくなり、これがパサつきやすい・きしみやすい原因に。さらにシャンプーやトリートメントの泡立ちを弱める作用もあります。そのため「なんだか洗った後もすっきりしない」「ゴワつく」と感じることが多いんです。
一方、軟水はミネラルが少ないので髪への残留が少なく、基本的にはしっとり・つるんとした仕上がりになりやすいです。しかし、逆にボリュームが出にくかったり、スタイリング剤のノリがイマイチという声もあります。
山陰地方に住んでいる方は、ご自宅や職場の「水質」を意識してみることで、意外な髪悩み解決の糸口が見つかるかもしれません。
山陰地方、地域別の水質の違い
実際、山陰地方内でも地域ごとに水質が異なります。例えば、鳥取市周辺は比較的に軟水、米子市や松江市、浜田市の一部などは硬水傾向がやや強めだと言われています。山や地下水から直接水を引いているエリアほどミネラル分が変化しやすく、マンションと戸建てでも違う場合があります。
自宅の水質を調べるには、市町村の水道局ホームページで「水質検査結果」を見るのがおすすめです。「硬度(mg/L)」という項目があり、60未満で軟水、60~120で中程度の軟水、120以上で硬水です。例えば、鳥取市では硬度40~50mg/L程度、松江市の一部では80mg/L前後というデータもあります。
毎日何気なく使うお風呂やシャワーの水だからこそ、その違いを知って賢く活かしましょう。
現役美容師が教える!水質に合わせた髪のお手入れアドバイス
水質によって髪の調子が変わると分かったら、まずは毎日のヘアケアを見直してみましょう。ここでは、美容師だから知っている、山陰の水質にぴったりのケア法を紹介します。
● 硬水エリアの方へ
硬水は髪表面にミネラルが残ってゴワつきやすいので、「キレート剤」配合シャンプーがおすすめです。キレート剤は市販の一部シャンプーにも書かれています(EDTA-2Naなど成分表示)。また、週に1~2回、クエン酸リンスを使うと、ミネラル分を中和して手触りがよくなります。市販のクエン酸(食品用)を水で薄めて、すすぎの最後に髪全体にかけてください。
● 軟水エリアの方へ
軟水は洗浄力が高まりやすいため、乾燥しやすいのが注意点。洗い過ぎず、しっとりタイプのシャンプーやトリートメントを意識してください。ドライヤーの前にヘアオイルやミルクを使うことで、まとまりやツヤもアップします。
どちらの場合も、「水道水だけに頼らない」ヘアケアの工夫が重要です。時間や環境に余裕があれば、浄水シャワーヘッドの導入も効果的です。
浄水器やシャワーヘッドの選び方で髪はここまで変わる
美容師の中でも近年話題になっている「浄水シャワーヘッド」。特に硬水エリアでは、余計なミネラルや塩素を減らすことで、本来の髪のツヤ感や手触りが驚くほど変わります。
選び方のポイントは、
・「硬度」や「塩素」を減らすフィルター機能
・取り付け簡単(自宅シャワーに合うか)
・カートリッジの交換頻度やコスト
初期投資こそ必要ですが、使い始めてから「髪のごわつきが減った」「皮膚トラブルが減った」というお客様の声も多数寄せられています。市販モデルでも数千円から購入できるので、気になる方はぜひチェックしましょう。
ライフスタイル・気候・水質…山陰だからこそ必要なトータルヘアケア
山陰地方は冬場の湿気や、雪どけ水、気温変化も大きいので、髪や頭皮の状態が変わりやすい環境です。つまり、水質だけでなく、「気候」と「自分のライフスタイル」も合わせて考えることが大切になります。
例えば、冬場は乾燥しやすいので保湿重視のヘアケア、夏場は汗・紫外線対策といったふうに、季節ごとにアイテムを見直すのも◎。
「山陰だからこそ」できるご当地美容として、お米エキスや出雲産の美容成分が配合された商品も注目されています。
地元の水と環境、そして自分に合ったケアを組み合わせることで、見違えるような美髪に近づけます。
それでも悩んだら美容師に相談しよう
自分でいろいろ試しても「どうしても髪の調子が悪い」「自分の髪質に合うケアが分からない」という場合は、美容師に相談するのが確実です。美容師はその地域の水事情や気候まで考慮してアドバイスしますし、自分では気づかなかったポイントも一緒に発見できます。
サロン専売品や施術後のアフターケアに関しても、現役美容師ならではのイチオシ商品やコツを紹介してもらえるので、気軽にお店を活用してください。
まとめ ~美しい髪は「水」選びから、山陰の水質を味方につけよう~
山陰地方の暮らしは自然豊かで、地域ごとの水質も多種多様です。でも、そのちょっとした違いが、髪のツヤや手触りに大きく関わっていたのは驚きではないでしょうか?
硬水・軟水、それぞれに特徴があり、髪の悩みも人それぞれ。「どんな水が肌や髪にいいのか?」と迷ったら、ちょっと調べてみるだけで、今までのヘアケアがより楽しく効果的になります。
自分の住んでいる地域の水質を知り、それに合ったケアやアイテムを選ぶことが、山陰ならではの“美髪”を育てる第一歩です。地元の水や気候に合わせた賢いヘアケアで、毎日をもっと自信を持って過ごしましょう!